よくあるご質問
- 我が家でもそろそろ万が一の備えをしようとかんがえているんだけど・・・
そうですね、先の大きな災害を教訓にご家庭での万が一の備えの必要性が大切であるということが良く言われています。
今では非常持ち出しセットの様に、万が一の際に必要であろうと思われる物を選んで一袋になっている便利な商品がありますので常備されているのがいいかとおもいます。
人によっては「あれも要るよ、これもあった方がいいよ。」と意見は様々でしょうから、非常持ち出しセットに追加して備えられたらいいでしょう。
私個人の意見としては、レインコートと、携帯電話を手動で充電できる機械がお勧めです。
レインコートは雨を避けるという目的の他に、保温性にも優れていますので冬場などでは重宝します。
余談になりますが、私の家で行っている備えを1つ。災害などで断水となった時と火災の初期消火用として、毎晩お風呂の残り湯をちょっと大き目のバケツに汲んでおいています。
皆さんのご家庭でも今より少し「もし災害が起こったら・・・」という意識を高めていただいて、外へ逃げる重要な出入り口の玄関にはつまずく様な物を置かない。
懐中電灯はすぐに取り出せるような場所に置く。など、日頃の備えをしておいてください。
- 私の家も消防設備の点検が必要なの?
住宅に関しましては、マンションやハイツ等の様な集合住宅を除き一戸建て住宅については消防設備の点検が必要な建物として規定されていません。
ただし、平成18年度より住宅用火災警報器の設置が消防法により規定され、一戸建て住宅に於いてもこの住宅用火災警報器の設置が必要となりました。
ただ、この住宅用火災警報器も消防設備士による点検は必要ありません。機器の維持管理のためには点検スイッチが付いているものや電池切れ報知機能のついている機器を選んで頂き、ご家庭で定期的に点検して、作動状態を確認して下さい。この住宅用火災警報器は火災の早期発見と、逃げ遅れによる人的被害の軽減に大きな効果が期待できます。あと、火災警報器に加え、初期消火用として各階に1本程度の消火器の設置をお勧めしております。
- 消火器を使用すると、ものすごい粉まみれになりますが、もっと手軽で簡単な消火器はないのですか?
ABC粉末薬剤のものは油火災にはとても有効ですが、後のことを考えると大変ですね。
住宅用消火器というものもあります。薬剤も強化液という液体製のものを使用したものや粉末を使用したもの等様々ですが、ご家庭では液体の薬剤を使用しているものをお勧めします。
手軽で簡単といえばスプレー式のものがありますが、薬剤の容量が少なく消火器とは言えず消火具と規定されています。
中性強化液の消火器であれば天ぷら鍋にもし使われてもその日のおかずがなくなる程度の被害で済みますし、中性ですから肌に触れても安心です。
「あぶない」と思ったときにためらいなく消火するほうが被害が少なくて済みます。
- 消火器1本いくら位するのですか?
また、消火器1本でどれくらいの火災なら、消火可能ですか? 大きさ、本体の耐食加工、中身の消火薬剤によって千差万別です。ABC粉末薬剤のものは比較的安価で3000円~7000円くらいです。
また、消火能力も様々ですが、いわゆる消火器で消火できるのは「天井に燃え広がるまで」です。
キッチンであれば換気扇が溶け出したら残念ですが避難するしかありません。
「はじめはみんなちいさな火」という言葉がありますが、初期の段階ですばやく消火することが肝心です。
- 点検はどれくらいの期間でするものなのですか?
消防法の規定によると、機器点検を6ヶ月ごとに実施、機器総合点検を1年ごとに実施する。ことになっています。
機器総合点検とは、機器点検実施と同時にもう一歩進んだ点検を実施すると考えていただければわかりやすいかと思います。
もっとシンプルに言えば点検の実施は半年に一度で、年に2回行うということです。
※報告の期間と勘違いされる方がよくおられます。点検を実施して報告する期間が特定「防火対象物で1年ごと、非特定防火対象物で3年ごと」となっており、点検の実施は半年ごととなっております。
- 消防署より査察が入り、点検を実施するよう指導がありました。
長年点検などしたことがないのですが、費用はどれくらいかかりますか?
ちなみに1階建て 600㎡の貸倉庫です。 建物の構造や用途・広さで付く設備が変わります。
500㎡ 超ですから、消火器・自動火災報知設備は必須ですね。
中で作業などされている場合は、作業所とみなされて誘導灯の設置も必要になります。保管物品が危険物の場合は、危険物施設用の設備が必要になります。
ここでは、消火器・自動火災報知設備・誘導灯の3設備があると仮定すると、25,000 ~ 50,000ぐらいです。 建物の高さなどにより必要器材や必要な時間が変わりますので費用も少し変わってきます。